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2015年1月31日 (土)

三人弁天第7回公演評

<見>女流邦楽家3人による「三人弁天」の第7回公演が浅草・大黒屋別館で開かれた。
室井三紀の筑前琵琶「隅田川」、竹本越孝・鶴澤津賀榮の女流義太夫「絵本太功記・妙心寺の段」のあとの、3人にゲスト・西川古柳の八王子車人形が加わった新作「杜子春」は聴きごたえがあった。芥川龍之介の短編小説が原作で、人間の裏表を知り失望、仙人を志すが最後は平凡に生きる決意をする唐の青年・杜子春の物語。
 琵琶と太棹三味線が中国の雰囲気を出す中、室井は杜子春の苦悩を淡々と語る。越孝は不思議な仙人と恐ろしい閻魔大王を語ったが、人生を達観した仙人にベテランの味。作品のテーマをうまく伝えた。
30日所見。
―ー浅草・大黒屋別館で上演。

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