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2017年7月22日 (土)

世田谷パブリックシアター「子午線の祀り」評

<見>「平家物語」を元に、平家の将・知盛と源氏の将・義経の戦いぶりと生き様を描いた木下順二の戯曲。今回は野村萬斎が知盛を演じるとともに演出も担当。宇宙的広大無辺の視野から源平の争いを見る。迫力と共に皮肉も十分に効いた舞台となった。
 萬斎は3度目の知盛。近年一段と向上した狂言の台詞術がここでも生かされ、知盛の威厳、苦悩、愛が舞台に広がる。萬斎演劇が一定の高みに到達したと言えよう。
 成河の義経もいい。異母兄頼朝に対する屈折した心理が漂い、勝利のためには手段を選ばぬ猛将ぶりで存在感を示す。
若村麻由美の影身、河原崎國太郎の宗盛。
14日所見。
――23日まで世田谷オアブリックシアターで上演。

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