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2017年9月21日 (木)

テレビ朝日「謎の変奏曲」評

<見>仏作家エリック・エマニュエル・シュミット作、岩切正一郎訳、森新太郎演出。
橋爪功と井上芳雄の二人芝居。
孤島に住むノーベル賞作家ズノルコ(橋爪)のところに地方新聞記者ラルセン(井上)が取材に訪れる。激しいやり取りの中から、ひとりの女性の情熱的な生き方と純粋な愛の生き方が浮かび上がってくる。お洒落と緊迫感の併存する好舞台である。
15分の休憩をはさんで2時間半。ふたりは、押せば引く、緩あれば急あり。巧みな台詞で緊張の糸を緩めない。。
橋爪は大物作家を時に傲慢に、時に愛嬌たっぷりに演じる。ベテランとして芝居をリードする。若き井上。前半、下手(したて)に出て初々しさを漂わせるが、後半、どんでん返しに次ぐどんでん返しで攻勢に転じてからは、骨太の演技を見せる。ミュージカルを離れた一般演劇でも舞台俳優としても地歩を固めつつあるようだ。
19日所見。
――24日まで世田谷パブリックシアターで上演。

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