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2019年10月 7日 (月)

国立劇場10月歌舞伎「天竺徳兵衛韓噺」評

天竺帰りの船頭徳兵衛、実はガマの妖術を使い、日本征服を企む大日丸という奇想天外な大南北作品の通し上演。

音羽屋のお家芸に芝翫が初挑戦し、スペクタクルな中にコミカルな味もしっかり付いた楽しめる舞台になった。

芝翫は舞台で自ら語っているように襲名して3年。2幕の徳兵衛の異国語りで、名前にふさわしい大きな役者になったことを感じさせた。沖縄の水族館やハワイのワイキキビーチなど現代に引き寄せた内容で笑いを取りながら観客を掌握している。

座頭に化けて木琴を面白おかしく弾いたかと思えば、ニセ上使となって登場。大立ち回りのあと、太刀上げの見得で幕を下ろすまで客席を引き付ける。

彌十郎が二役で活躍。その中心は、お家騒動渦中の佐々木家家老・吉岡宗観、実は大明国王臣下・木曽官。しかも徳兵衛の父で息子にガマの妖術を伝授する。もう一役は足利幕府の上使・細川政元。いずれも存在感を発揮した。

又五郎が梅津掃部。実力ある役者だが、それを発揮できる役ではなかったようだ。

東蔵が宗観妻・夕浪。高麗蔵が梅津奥方・葛城。

橋之助の佐々木桂之介、米吉の梅津妹・銀杏の前。

3日所見。

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